今年の桜も一緒に見に行きたかった・・・

いつもケアリー通信をご覧いただきありがとうございます。

ケアリーでは、1年を通じてさまざまなイベント(行事)が開催されます。

私たちがイベントにこだわる理由は、来年も桜が見れるかわからない方をお預かりしているからです。

今を全力で楽しんでもらいたい、後悔のないようにしてあげたい。そんな思いからです。

本日は、ケアリーのオープン当初から入居され、先日、残念ながら施設でお亡くなりになったTさんとの思い出をお話しさせていただきます。

Tさんとの出会いは、ケアリー開業前の2021年、ナーシングホームであるケアリーの噂を聞いて、私にお電話をくれました。

「もしもし、多系統・・・私は入れますか?」

と多系統萎縮症という難病を患っているTさんからの直接のお電話でした。

その時はまだ、ご自宅でご家族と暮らされていましたが、何度も転倒してご自身で起き上がれなくなったことから、ケアリーへの入居を希望されたのです。

入居までは、Tさんとは本当に毎日のようにお電話しました。

Tさんは、ケアリーに入居されてからもデイサービスに通い、外にランチに出かけ、いろいろなことにチャレンジし続けました。

何ににも前向きで、我慢強く、(リハビリメニューである)折り紙や、塗り絵、工作と毎日頑張っていました。

恐らくTさんは、今日できたことが、明日できなくなるかもしれないという恐怖と戦いながら、毎日いろいろな事にチャレンジされていたと思います。

イベントにも積極に参加していただき、たくさんの写真も撮りました。

特に写真が大好きで、いつも、眼鏡をはずして写真を撮って、私に「ラインしてね!」と言ってくれました。

Tさんが入居してしばらくした頃、主治医から、「いつ気管が閉鎖されて呼吸できなくなるかわからない。多系統萎縮症はとても怖い病気です。」と説明をうけました。

それでもTさんの挑戦は止まることなく、EXILEのライブにも何度も出かけました。

おむつに、保険証を用意して、何かあったら近くの病院に駆け込めるように看護サマリーなどを準備して、私たちもひやひやしながら待っていたのも今となっては、いい思い出です。

Tさんは私たちスタッフにもとてもやさしく、出かけるとお土産を買ってきてくれたり、クリスマスには、スタッフのクリスマスプレゼントも用意してくれました。

一緒にクリスマスリースも作りました!

Tさんのお部屋に行くと「あそこに置いてあるの社長へ」と個別にプレゼントを用意してくるなど本当に細かいところまで気を配られる、優しい気遣いの達人でした。

お看取り近くなると、毎日毎日たくさんの人が駆けつけてくれました。

Tさんのお人柄なんでしょうね。たくさんのお友達が見えました。

天に召されるときも、ご家族みんなに囲まれてお見送りしました。

「Tさんは、ご家族、たくさんのお友達、スタッフから愛されて、最期の最後までいろいろなことに挑戦して、幸せだね。本当によく頑張ったね!」

と声をかけて、私たちの手で湯灌をしてエンゼルケアをさせて頂きました。

本当にきれいでした。

ケアリー開業前からのお付き合いでしたので、本当に悲しく寂しく、もっともっと一緒にいろいろしたかったと思います。

今年のお花見も一緒に行きたかった・・・

そんなTさんは私の夢に出てくれて、元気そうに「私、死んでないよ!もうこんなに元気になったの。ありがとう」と笑っていました。

最期に挨拶に来てくれるなんて、本当にTさんらしい・・・目覚めた時、涙いっぱいでした。

きっと天国で走り回りながら、笑っていると思います。

また、いつか会う日まで待っててね!

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